メリッサ

メリッサMelissa officinalis

もっと見る
Melissa officinalis

メリッサ

 

なぜブルガリアなのか

ブルガリアは芳香植物の栽培に適した農業の楽園であり、人々は豊かな専門知識を持っています。黒海の近くに位置し、日当たりがよく乾燥した気候に加え、水はけのよい砂質土壌が、ブルガリアの栽培条件を理想的なものにしています。

 

 

ブルガリアは歴史的に世界有数のエッセンシャルオイルの研究、開発、生産を誇っていましたが、ポスト共産主義の時代に入ると、さまざまな理由で、とりわけ政府が小麦、ひまわり、トウモロコシへの財政支援を行ったことで、産業は低迷しました。多くのブルガリアの農家は芳香植物をこれらの作物に切り替えました。

 

これにより芳香農業分野での革新が失われ、それが私たちにブルガリアのドブリッチに Esseterre 施設を設立するきっかけを与えました。Esseterre はドブリッチ周辺の地元農場と協力していますが、一部のメリッサは灌漑が豊富なブルガリア南部でも栽培・蒸留されています。

 

Esseterre は doTERRA が所有していますが、まさにブルガリアの企業であり、ブルガリアの人々によって築かれ、運営されています。熟練のマネージャー、蒸留技師、

農家、エンジニアが、その卓越した技術と、地域社会に前向きな影響を与えるという共通の想いを結集しています。

 

そのしくみとは

メリッサ(Melissa officinalis)はシソ科(Lamiaceae)の植物です。高さは70〜150cmに達します。葉は明るい緑色で、ほのかにレモンのような香りがします。夏の終わりには小さな白紫色の花が咲きます。この花がミツバチを引き寄せることから、メリッサ(ギリシャ語でミツバチを意味する言葉に由来)と名付けられました。

 

melissa-botanical-1903x1135-global.jpg

 

メリッサはどのように栽培されるのか

メリッサは多年生植物で、年に2回、6月の最後の2週間と8月の最終週に収穫されます。1回目と2回目の収穫で得られるオイルは、化学組成と収量が異なります。doTERRA のメリッサは両方の収穫物をブレンドしたものです。

メリッサは暑さを好み、土壌中の栄養分を多く必要とします。肥沃で腐植質に富んだ、ふかふかの土壌で最もよく育ちます。灌漑が不足しても過剰でも植物に悪影響を及ぼします。光はエッセンシャルオイルの含有量に良い影響を与えます。この植物は輸送に弱いため、畑は蒸留所の近くにあり、迅速かつ新鮮な状態で届けられます。

 

melissa-fields-blue-sky-natural-landscape-1600x733-global.jpg

 

エッセンシャルオイルを作るのに使われるのは植物のどの部分か

エッセンシャルオイルの製造には植物の緑の部分が使われます。エッセンシャルオイルの含有量と品質が最も高くなる開花直前に、土壌から5〜10cm上のところで刈り取られます。

 

メリッサオイルはどのように蒸留されるのか

オイルは水蒸気蒸留で抽出されます。蒸留所に届いた後、新鮮な原料はできるだけ速やかに蒸留釜に投入されます。蒸留プロセスには2時間半かかります。5mLボトル1本分のメリッサを作るには、およそ22ポンドの葉が必要です。

Esseterre のチームは、蒸留後のバイオマスの一部を研究開発に活用しています。

man-harvesting-melissa-sourcing-400x400-global.jpg
蒸留前、Esseterre で蒸留装置にメリッサを投入する様子

 

melissa-oil-flowing-in-pail-distillation-sourcing-400x400-global.jpg
蒸留後、エッセンシャルオイルが水から分離される様子

 

雇用の創出と伝統の継承

Esseterre の設立は、ブルガリアのドブリッチ地域に大きな経済的活性化をもたらしました。人口のほぼ4分の1が世界の貧困ライン以下で暮らすこの国に、数百万ドル規模の投資と多くの雇用をもたらしました。ますます多くの農家が作物を携えて Esseterre を訪れています。これは、設備や技術の高度さと品質、そして公正かつ迅速な支払いを行う一貫して信頼できる買い手としての Esseterre の評判など、いくつかの要因によるものです。

 

melissa-botanical-800x200-global.jpg

 

長年、ブルガリアに残るわずかな蒸留所のほとんどは仲買人によって管理されてきました。彼らが、農家にいくらを、いつ支払うかを決めていたのです。多くの農家は不当な支払いしか受けられず、なかには仲買人がオイルを売却するまで、何か月も、ときには何年も支払いを受けられない者もいました。しかし Esseterre では、農家の作物とエッセンシャルオイルの品質をほぼ即座に検査できます。

 

敷地内の最先端ラボには、品質を確認するためのガスクロマトグラフィー質量分析(GC/MS)装置があり、農家が自分の作物が蒸留される様子を見ながら待つことのできるスペースもあります。この技術を敷地内に備えることで、農家が待っている間に、その植物が最高品質のオイルを生み出したことを確認できるだけでなく、農家に公正かつ迅速に、通常はその日のうちに支払うことができます。また、最高品質のオイルを提供した農家には報奨金も贈っています。

 

Healing Hands

doTERRA Healing Hands Foundation は、The Social Teahouse、奨学金プロジェクト、遊び場プロジェクトなど、ブルガリアでさまざまなプロジェクトや団体を支援することができました。

 

Healing Hands Foundation は、孤児院の制度を年齢的に卒業していくブルガリアの子どもたちに平等な機会を生み出すことに尽力する団体、The Social Teahouse と提携しています。これらの子どもたちは、教育や読み書きの能力、人格的・情緒的な発達、そして同世代の仲間と同等またはそれに匹敵する専門的な機会へのアクセスを欠いています。

 

The Social Teahouse は、孤児院での時間とその後の人生をつなぐことで、14歳から18歳の子どもたちが自立した生活を築くために必要なスキルと能力を身につけられるよう支援することに焦点を当てています。このティーハウスは実際に営業しているティーハウスです。1階では孤児院出身の若者たちがバリスタとして働き、注文を受け、お茶を淹れて提供します。2階は広々としたミーティングルームに改装され、メンターシッププログラムのメンバーが会議やグループ活動を行えるようになっています。

 

Social Teahouse によるお茶やグッズの販売による収益はすべて、孤児院出身の若者たちを就労に向けて準備するという団体の取り組みを支えるために使われます。

 

Mothers' Care Club という団体との提携により、ブルガリアのドブリッチ地域の孤児や貧困にあえぐ子どもたちに奨学金を提供しています。さらに Healing Hands は、小学校、中学校、大学の学生たちへの資金援助も行ってきました。

 

Esseterre 蒸留所の開設後、ドブリッチの市長は地域の子どもたちから、安全に遊べる場所を求める手紙を受け取りました。ドブリッチ市はただちに、2つの子ども向け遊び場(1つは6歳以下用、もう1つは3歳から12歳用)の計画を立て始め、Esseterre から数ブロック離れた集合住宅の間のスペースを整備しました。Healing Hands は、子どもたちのためのこれら2つの遊び場の建設と費用を資金面で支援しました。